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自分プラス

おはようございます。
連休一日目は飲んだくれて終わった坂口理恵です。

ツマミの牡蠣。

KIMG0727.JPG

子供の頃嫌いだったのに、いつ好きになったのか?
思い出そうとするが、酔っぱらって結局どうでもいい。
大人になれて良かった!
めでたしめでたしだ。

『愛すべき娘たち』の台本を読む。
慣れ親しんだ言葉が並んでいる。
慣れ親しんでいるだけに、また新たな気持ちで挑みたいと思う。
新しい解釈とか難しいことは求めない……けれど。
何というか……。
今の自分の価値観がちゃんと音に乗るといいなと思う。

これがなかなか難しい。
自分は自分でしかない。
どうしたって自分自身が出るだろう。
――――と、思う。
思うのだが、最初はなかなかこれが出来ない。

セリフは台本に書かれている。
そのセリフはその役の言葉だ。
自分と役に距離があったら、自分に寄せるのか、役に寄せるのか?

例えば。
舞台俳優として30年やってきた酒飲みな女。
これは坂口理恵である。
フランス国王ルイ16世の王妃。
これはマリー・アントワネットである。

「パンが無ければ、ケーキを食べればいいじゃない」
このセリフを喋るなら、彼女の価値観を検証する。
どのように育ち、どういう考えを持って生きたか。

自分より頭の悪い女を演じようとすると、薄っぺらくなる。
ただの空気の読めない女だ。
単純に頭のネジを一本外すことで対応しようと考えるとする。
それは「自分マイナス」だ。
「自分から何かを引く」という発想は、自分に嘘をつく行為。
自分の中にあるものに対して目をつぶるということになる。
そうではなく、彼女の背景を自分に吸収して「ケーキ発言をする」。
役を内包するやり方。
彼女の要素を持った自分自身で演じる。
すると「自分プラス」になる。

ま、これ実際は彼女の発言ではないと言われているし。
マリー・アントワネットを演じる機会は無いと思う。
安心して。

ただ一つ言えるのは、色々な役を演じて私自身豊かになった。
役の人生を内包して、今までにない価値観に出会えた。
牡蠣も好きになったりね。


元ホストの男性…大橋健/緒方恵美
晩くに再婚を決意する母…如月麻里/真柴あずき

これらを内包している時の彼女たちは美しい。
愛おしい。
普段の彼女たちも、もちろん好きだ。
が、この舞台上の彼女たちは魅力が倍増するような気がする。
普段よりも演じている時の方が魅力的。
それでこそ役者である。

この役を内包した彼女たちに会えるのは、きっとこれが最後。
せっかくだから私も全力で翻弄されようと思う。
慣れ親しんだ言葉に慣れ過ぎず。
一回一回、今の私が弾みますように。

あと、3週間後です!
会えるのを楽しみにしています!
9/2(土)19:30の回がオススメです~♪

ARMs PRESENTS
愛すべき娘たち

9/2(土) 16:00 ←残りわずか
9/2(土) 19:30 ←☆余裕あり
9/3(日) 12:30 ←残りわずか
9/3(日) 16:00 ←残りわずか

会場 代官山ライブハウス「晴れたら空に豆まいて」
   東京都渋谷区代官山町20-20 モンシェリー代官山B2
   http://mameromantic.com/

料金 4,000円+1drink (整理番号付き自由席)

チケット取扱
ぴあ 0570-02-9999(Pコード:480-239)
http://w.pia.jp/t/arms/ (PC・MB共通)




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