大河の一滴：ARMｓであーる。：SSブログ

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大河の一滴 [編集]

皆さま、こんにちは。
ユーミンが夢に出てきた坂口理恵です。

正確にはユーミンを迎える準備をしていました。
紅白幕で周りを囲い、床にも紅白幕を広げていました。
……追い詰められてる？
頑張れワタシ。
『囁きの花束』本番まで、あと2週間だ！

最近、劇団の後輩によく聞かれる。
「昔から緒方さんとは知り合いだったんですか？」
「何で緒方さんと出会えたんですか？」
「どこで会ったんですか？」

わかる。
声の仕事をやったとしても
アニメの現場にホイホイ行けるようなレベルの我々ではない。
売れっ子のアニメ声優と私では接点が見つからない。
緒方っちゃんを神と崇めるような後輩ちゃんからしてみれば、
「何で声優でもないくせに、一緒にユニットを組めるのだ？」
「そもそも何で知り合えたのだ？」
「どんなズルをした？」
……ということなのだと思う。

私は面倒くさいので決まって、こう答える。
「酒の縁」で。
「私より酒を飲むヤツがいて、それが緒方っちゃんだった」と。
すると後輩たちは皆、「あ～あ」と納得してくれるのだ。
何なんだ？
酒繋がりで納得するのか君達は？
ま、まあ実際そうなのだけどね。

某まんが家さんのホームパーティーで知り合ったのだ。
新年会で、真柴さんと一緒に参加した。
そこには役者やら元プロレスラーやら愉快な人がいっぱいで、
ふとテーブルの向こうの方を見ると、
割と早い段階で焼酎をロックで飲んでいるヤツがいた。
「コヤツ、私より強いな？」と思った。
「やるな！」と感じた。
野生動物が見合った瞬間にお互いの力量を測り、
ムダな血を流さないように。
格闘家同士が肌が触れ合った瞬間に、お互いのレベルが分かり、
脳内で新たな戦略を練り直すように。

……大体そんな出会いだったような気がする。

とにかく酒を飲み、良い気分になった。
紹介してもらった。
そして緒方っちゃんがウチの劇団を観にきてくれた。
そしてまた飲んだ。
やがて何回かの飲みの席で、
緒方っちゃんが真柴さんに「何か書けない？」と口説いた。
まずそこが繋がった。
そして「どうせなら3人でやろうよ」と私が誘われた。
これがARMsの起源である。

一滴の雨水が集まって川になり、大河になり、
やがて大海に合流するように。
一滴の酒が我々をARMsに合流させたのだ。
だから「酒の縁」で合っている……と、思う。

『囁きの花束』2週間後。
ライブハウスで酒を飲みながら、
飲めない人はそれっぽい物を片手に、
良い気分になってほしい。
色んな緒方っちゃんや色んな私に会いに来てください。
酔わせます！

ARMs Presents「囁きの花束-for you-」
ライヴハウス「晴れたら空に豆まいて」
http://mameromantic.com/?p=57779
日時：2018年5月8日（火）　19時開場/20時開演
　　　（ステージ約70分＋アフタートーク：21:30終演予定）
料金：前売3000円/当日3500円（＋1drink 600円）

ご予約はメールかお電話です！
↓　ARMs blog「ご予約こちらっす！」が詳しいです。
http://arms.blog.so-net.ne.jp/2018-04-14

つつじの季節。